do-release-upgradeしただけなのにWordPressが壊れた

do-release-upgradeコマンドでUbuntu 20.04.4 LTSからUbuntu 22.04.1 LTSに上げたところ、Wordpressが壊れてしまったので復旧メモです。

【症状】

・とりあえずOSは起動する

・SSHもつながる

・下記のような画面になりWordpressが開かない

【対処法】

1.libapache2-mod-phpのインストール

phpinfo.phpおいても表示されないなど、ApacheがPHP読み込めてないようだったので、libapache2-mod-phpをインストールします。

# apt-get install libapache2-mod-php

2.a2enmodコマンド実行

Apacheに読み込ませるPHPを指定します。

# a2enmod php8.1

この状態でとりあえずphpinfo.phpは見られるようになりましたが、Wordpressは500エラーになってしまいます。

3.Wordpress再インストール

/var/www/html/配下のWordpress関係のファイルを全て消して、再インストールしなおします。

再設定した状態で再度Wordpressにアクセスすると、画像表示がされないなど壊れた状態ですが管理画面にログインできるようになりました。

4.バックアップからの復元

以前のように「All-in-One WP Migration」を使用してバックアップから復元しようとしましたが、バックアップファイルが500MBを超えているので前回のような小手先が使えません。

そこで、

/etc/php/8.1/apache2/php.ini

の設定変更を行うことで対応しました。(太字が変更箇所)

upload_max_filesize = 900M

post_max_size = 900M

memory_limit = 900M

アップロード上限が2MB→900MBに増加

とりあえず復旧でき、OSのアップデートもできましたが、今後はメジャーアップデートの際は新規構築が望ましいかもしれません、