前半に引き続き、サーバ移行です。
旧サーバから情報を抜きだし、GCP上にサーバをデプロイし、DNSの設定変更を行います。
1.旧サーバ作業
Wordpressの移行は初めてなので、ツールに頼ります。
移行元のさくらサーバのWordpress上に移動し、プラグイン「All-in-One WP Migration」をインストールします。
「All-in-One WP Migration」メニューから「エクスポート」を選択します。
「エクスポート先」をクリックし、「ファイル」を選択すると
エクスポートが始まります。
「DOWNLOAD」をボタンが出たら、それをクリックするとダウンロードが始まります。
2. GCP登録、サーバ設定
Google Cloudのサイトへ行き、「無料トライアル」を選択します。
出てきたページの「一般的なソリューション」「WordPress」を選択します。
デプロイするサーバの設定値を聞かれるので、GCPの無料範囲内に収まるよう設定します。
Deployment name→適当に(たしかデフォルトそのままだった気が)
Zone→「us」を入っているものを選択。
Administrator Email→自分のものを入力
Disk size in GB→30 GB
後はデフォルトのまま「デプロイ」を選択します。
右側にユーザ名、パスワード等が表示されることを確認します。ユーザ名、パスワードは後で使用するのでメモしてください。
Site addressのURLを開くと、
WordPressが使える状態になっています。
3.旧サーバの情報インポート
1で旧サーバからエクスポートした情報をGCP上のサーバにインポートさせます。
先ほどメモした「WordPress administrator username」「WordPress admin password」を使用し、GCP上のWordPressにログインします。
GCP上のWordPressにもプラグイン「All-in-One WP Migration」をインストールします。
「All-in-One WP Migration」メニューから「インポート」を選択します。
旧サーバからダウンロードしたファイルを指定します。
旧サーバの情報で上書きしても大丈夫か聞かれるので「PROCEED(続行)」を選択します。
旧サーバの情報が引き継がれた事を確認します。
※これ以降WordPressにログインする場合は、旧サーバで使用していたユーザ名、パスワードを使用します。
4.ネットワーク、DNS周りの設定
サーバに割り当てられているIPアドレスを静的なものにして、DNSの向きを旧サーバからGCPに向けます。
GCPのコンソール画面から「VCPネットワーク」「外部IPアドレス」を選択します。
タイプが「エフェメラル」になっているので「静的」に変更します。その際にIPアドレスもメモします。
Google Domainsページを開き、
「ウェブサイト」を選択し、
「転送」を選択し、メモした「IPアドレス」を入力し、「転送」を選択します。
「ウェブのレコード」をクリアしますか?と表示されたら「OK」を選択します。
これで、DNSの向きが新サーバ切り替わります。
ただ、DNSの設定がインターネット上に反映されていく(いわゆる「DNS浸透」)のは数時間ほどかかります。
すぐ確認したいという方は、自PCのDNSサーバの設定を、Googleが公開している「8.8.8.8」に変更すると、
同じGoogle上のためか、すぐ反映されています。
また、ブログのインポート時にURLがドメイン名からIPアドレスに置き換わってしまっているため、
Search RegexというWordpressの置換プラグインで、置換をします。
最後に、WordPressでURLの設定をすれば移行は完了です。
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正直、数日前に急に思い立って移行したので手間取るのかと不安でしたが、
正直なところ、やったことをブログにまとめるほうが時間かかるくらいスムーズにできました。